要件定義(RDRA)入門セミナー
9/11にRDRAの研修に参加してきました。
RDRAは整合性・表現力・網羅性を考えて生み出された要件定義のフレームワークです。
私は実際に現場でよく使っています。
どんなに小さい案件でも、まずRDRAのテンプレートを開き、何を書くか考えることにしています。
たとえば、「システム価値」は必ず書いて確認し、システムの目的がぶれないようにしています。
このRDRAを提唱している神崎さんの著書「要件定義マニュアル」も拝見しています。
この本にはRDRAのフルセットすべてが記述されています。
ただ、初心者がいきなりこの本から入ると敷居が高そうです。
そういう意味では、今回の入門セミナーはいい具合です。
RDRAの中の構造についてもわかりやすく教えてもらえます。
また、セミナーに参加して感じたのは、(予想通りなのですが)とても実践的だということ。
とにかくドキュメントを書いていけばよいというものではなく、次(開発)につなげる理解をすることが大事。
分かるところを細かく書くのではなくて、粒度をあわせて書くことで、わからないところをはっきりさせることが大事。
ひとりで書いて推し進めるのではなくて、同意を取りながら進めていくことが大事。
などなど。そのあたりのポイントがとてもいい感じです。
RDRAに書いてある「網羅性、整合性、表現力」と「実践」というような言葉がしっくりきますね。
セミナーに出てみて分かりましたが、神崎さんは要件定義の領域の経験が豊富で、引き出しが多い方ですね。
シーンごとにいろんな話が出てきて、私たちの理解を助けてくれます。
システマティックさが網羅性・整合性を保ち、しかも実践的。
こんなフレームワークを作ってくれる人がいるなんて、いい時代になったものです。
今後もありがたく使わせていただきます。
yamauchiさん
先日はセミナーにご参加頂きありがとうございました。みなさん熱心に聞いていただき、質問も沢山いただいたのでとても進めやすかったです。
既にRDRAを使っていただいている方がおられるのを知ると大変勇気づけられます。
実際の仕事の場でRDRAのフレームワークが役に立ってくれることはなによりも嬉しいことです。
今後もいろいろと情報を発信していきますのでフィードバック宜しくお願いします。
kanzakiさん、こちらこそ先日はありがとうございました。
RDRAから入る開発スタイルは今後も続けていくつもりです。
実践ネタをフィードバックできるといいですね。今度何か出してみます。