ダグ・ローゼンバーグ インタビュー
ICONIXプロセスのダグ・ローゼンバーグのインタビューが出ていました。
ちょっと、タイトルが内容をうまく表していないのがなんなんですが、
いいことを言っています。
私は、自身のキャリアの15年をコードを書くプログラマとして過ごしました。そこで、自分が要件をすべて完璧に理解するとコードはすぐに完成することを発見しました。課題は常に要件を完全に理解することであり、コーディングはルーティンと化しました。
そこにソフトウェアシステム開発における重要なジレンマがあります。そして、私はここでそれについて説明したいと思います。私は、次の声明の両方が本当であると信じています。
- 要件を理解せずに、私たちは詳細な設計を試みるべきではありません
- 何らかの設計をせずに要件を理解するのは、不可能です
要件を理解しないで、詳細な設計をしてはいけない。
でも、何かを設計しないと要件に深く入り込めない。
ICONIXプロセスの真髄でもある、ロバストネス分析を入れることで、要件に「一歩踏み込んで」要件の理解を深めていく。
みなさんは、要件を理解しないまま最後まで進んだために、とんでもないものができたり、起こったりしたことはありませんか?
私はあります。
でも、「要件の理解度が完璧」だったために、「コーディングがルーティンになる」という経験もあります。
これは、ものすごく気持ちのよいものです。ICONIXプロセスを実践することによって、こんな経験が増えていくといいですね。
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