Basecamp

プロジェクト管理ツールとして、私たちは37SignalsBasecampを利用しています。
国産ではありませんが、シンプルで非常に有用です。
(もちろん、日本語も使用できます。機能表現は英語ですが、普通に日本の英語教育を受けた人なら理解できるでしょう。)

このBasecamp、もともとは、「プロジェクト管理には、コミュニケーションが大事だ」という考えから、メッセージボードを作るところからはじめた製品です。
その後、マイルストーン、TODOリストなどが追加されました。

このシンプルさがとてもいい。UpComingが2週間ぐらいなのもいい感じです。
長い期間のカレンダーがトップページに出ないのは、「直近のタスクに集中しなさい」というメッセージだと思います。

これでコミュニケーションをとりながら、マイルストーンを決め、TODOをつくり、直近のタスクに集中し、TODOを消しこんでいく。
うまくいかなければ、またコミュニケーションを取って、進む方向を修正する。
規模や内容にもよりますが、今時のさほど大規模でないソフトウェア開発プロジェクトの舵取りとしては、私はこれでよいと思っています。

また、Basecampが主張しているポイントでもある、「プロジェクト管理はコミュニケーション」という点については、本当にそのとおりだと思っています。

重要なのは、コミュニケートして、現場のにおいを嗅いでみること。
そういう考え方をしている人にはとても有用なツールだと思います。

ただ、「ガントチャート至上主義」の人には合わないでしょう。
私が思うに、「ガントチャートが出ないこと」が、このサービスの最高によいところだからです。

ガントチャートを作るのが面倒になってきた人は、一度試してみるのもよいと思います。
ただ、間違っても

「ガントチャートが出ないからMS Projectで作る」

なんてことをしないことが重要ですよ。

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